指標の活用

指標を活用しましょう

指標はかなり相場を左右させます。
ここでは重要な指標等の説明をしたいと思います。

指標を覚えよう

指標で一番相場を動かすのが各国等の政策金利になります。政策金利
特に米国FOMC政策金利、欧州ECB政策金利、英国EOB政策金利
この三点は殆どの通貨に影響します。
指標で重要なのは指標発表国だけではなく関連した国にも注意が必要です。
資源関係指標では資源国が動きます。
マイナー通貨では日本円と直接マイナー通貨の取引をしているのではなく、
米ドル、ユーロ等を返して取引をしています。
簡単に言うと日本円でUSドルを買う。買ったUSドルで南アフリカのランドを買うという感じです。
と言うことは中間に入っているUSドルが影響してくると言うこともわかると思います。
ここでは各国重要指標を紹介していきます。蛇腹をクリックしてご覧ください。
LinkIconその他の指標一覧

アメリカ合衆国

アメリカの指標は世界流通1位の通貨国ですので、指標はかなり注目されます。
最近では特にサブプライム問題から住宅関係、失業率等が特に重要視されています。

注目指標

・FOMC政策金利
・新築住宅販売件数
・住宅着工件数
・建設許可件数
・失業率
・生産者物価指数  
・消費者物価指数
・四半期GDP
・非農業部門雇用者数
・鉱工業生産
・フィラデルフィア連銀製造業景況指数
等々

欧州

欧州はユーロ通貨採用の国の指標でも動きます。
ドイツ、フランスは特に重要です。

注目指標

・ECB政策金利
・ECB月例報告
・消費者物価指数(ユーロ圏、フランス、ドイツ)
・消費者信頼感(ユーロ圏、フランス、ドイツ)
・失業率

イギリス

ポンドはユーロの動向も注意が必要な通貨です。
お隣の国ですしね。石油原産国でもありますので資源問題にも連動します。
・EOB政策金利
・失業率
・英消費者信用残高
・生産者物価指数
・消費者物価指数
・小売売上高指数
・四半期GDP
・原油価格

日本

日本の指標はさほど為替には響きません。最近は株価に影響を受けています。
・日銀金融政策決定会合
・失業率
・日銀短観

オーストラリア

高金利通貨の代表格です。また資源が豊富にありますので資源国通貨としても言われていて、金相場等の影響も受けます。
指標の発表は朝が多いです。

注目指標

・RBA政策金利
・四半期GDP
・消費者物価指数
・生産者物価指数
・新規雇用統計

ニュージーランド

ニュージーランドはオーストラリアの横にあり、高金利通貨としてかなり人気があります。私も好きな通貨です。
一番早く開くマーケットになります。
ニュージーランドドル流通量が低いので大きな取引があるとかなり値が動きます。
・RBNZ政策金利
・四半期GDP
・消費者物価指数
・生産者物価指数
・失業率

カナダ

カナダは資源国通貨として有名な通貨です。資源国通貨は資源の価格に左右されやすい傾向がありますが、財政収支、経常収支で黒字と言うことも手伝ってかそこまで左右されません。

注目指標

・BOC政策金利
・月次GDP
・消費者物価指数
・貿易収支
・lvey購買部物価指数

南アフリカ

最近、注目を集めている高金利通貨のです。
金、プラチナ、ダイヤモンドの産出国ですので、金相場等も影響します。
2010年にワールドカップ開催国になっています。
情報はかなり入りにくいです。
HIVの蔓延がかなり問題とされています。

注目指標

・SARB政策金利
・四半期GDP
・消費者物価指数
・貿易収支
・小売売上高
・失業率
・金価格

スイス

永世中立国として有名な国です。
避難通貨として戦争時に特に買われます。
低金利通貨ですのでキャリートレードにも使用されます。

注目指標

・SNB政策金利
・四半期GDP
・KOFスイス先行指数
・消費者物価指数
・生産者物価指数
・失業率